「ふわり」ライナーノーツ
・この曲ではまずアナログシンセで、大規模ストリングス・アンサンブルを作ってみたくて、アレンジを制作した。もちろん多重録音で実現。
・シンガーの方に渡したカラオケではソフトシンセで仮入れしてあり、実際に収録された歌を聞きながら、ミックス直前の段階で音決めをして、声部ごとにアナログシンセでレコーディングしていく方式。これが一番速い
・moogのストリングスは「ステンドグラス」でやったので、今度はBeringerのSytem100モジュラーを使っている。2VCOで音作りした。ユニゾンではなくオクターブ上の音を重ねている
・声部は5本で、それぞれ3回づつ重ねて音の厚みを出した
・リズムセクションはソフトのシンセドラムで、音の輪郭がクリアすぎるので、カセットテープにドラムバスを録音して、それをまたDAWに取り込んで重ねている
・今回はエレピとパッドもカセットでサチュレーションを入れた
・寂寥感を感じさせる曲調に、力強いストリングスと声を張ったボーカルを組み合わせて独特の雰囲気を作った
・ボーカルの「まいみぃ」さんは「リベールシティ」では大人っぽいAORな歌唱だったが、今回はパワフルな世界も見せてくれました。かなり力量のあるお方だと思います。