雑記・ガンダムの宇宙移民は無理って話
先頃完結した「機動戦士ガンダムGQuuuuuuX」、毎回楽しく視聴。1stガンダム世代なので、見事に釣られました。よくこれだけ12話に詰め込んだなあという印象。
1stガンダムは名古屋テレビの制作なので、昔はこの地域で滅多やたらに再放送してた。なので本当に何度も見てる。
で、ジークアクス、主人公パートは’90年代っぽい世界観なんですね。渋谷系のストリート文化。スペースコロニーも永らく人間の生活の場になって、作品中で老朽化が進んでる設定。そこで驚いたのは、コロニーの寿命が数十年程度だという作中の言葉。あれだけの巨大構造物がその程度しか持たないのでは、到底宇宙移民事業の実現は無理ではないか。100年単位で存続していくと勝手に勘違いしてた。
(Geminiに聞いてみたら、やっぱり60-80年程度の可能性が高いという返事)
生態系という難題を置いておいても、資源に工法に、難題だらけ。どう考えても1基だけで全人類的な大事業ですが、ガンダムの世界では100基以上もラグランジュポイントに作られている。まあ月にも大きな街があったり、資源採掘のために小惑星が基地化されてますけれども。実は非常に大きな太陽系文明圏なんですね。(木星にもヘリウム3採取に行ってる)
だから、富野監督が描いた未来の地球の歴史、特権階級が地球を独占してそれ以外は宇宙へ追い出される(ある意味新天地)、という流れは実現しない可能性が高い。そんなに都合よくはいかないわけです。
地球環境は大切に。
……でこの記事締めようとしたが、現実にアメリカがありとあらゆる環境負荷軽減策を放り投げてるし、案外地球の「終り」(人間にとっての)は早く来るかもしれません。僕ら世代は何とか逃げ切れるが、若い人は大変だと思う。
(毎年夏の気温がこんなことになる前まで、日本にも「温暖化は嘘」という陰謀論を叫ぶ人たちがいましたね。科学者の言うことは信じましょう。反知性主義ではトランプとその支持者みたいになっちゃうよ)