「Snow Breaker」ライナーノーツ
弦央昭良が「Brick Geist」名義でリリースした曲。ソロプロジェクト的概念ではなく、もっと自分そのもの。
・この曲ではリズムセクションをアナログシンセで構成した。チャンレジだったが、“弾力感”のある面白い仕上がりに。アナログなので音が太く荒れた音。いい暴れ具合で、スノーモービルの疾走感につながった。
・実はこのドラムセクション、4音鳴っているが2パートしかない。バスドラムと高音シンドラはmoog mother-32で、スネアとハイハットはベリンガーSystem100。どちらも音程を変えるだけで各々2パート分の音を担当。ただしグルーブやダイナミクスはないベタ打ち。
・打ち込みだけではノリを出すのに限界があるので、この曲ではエレピリフを手弾きで入れている。これだけで自然なグループ感が出る。テクノポップといえど手弾きは活用したほうが良い結果が出る、と思う。
・他パートはハードシンセFA-06とSH-4dで担っている。最近の自分の曲は特に、なかなかソフトシンセは登場しない。ただ重要パートをMassiveで出しています。ハマる時はソフトシンセもハマるが、今度はミックスで馴染ませる処理が必要になる。