カセットデッキ導入
テープサウンドを担ってきたラジカセがとうとう動作不良になったので、ビンテージのカセットデッキを導入した。
見てくださいこのボディ。

ダブルカセットデッキ。フルオートリバース。しかもDOLBY B/Cノイズリダクションシステム搭載! 若い子は何ひとつわからないだろう用語が並んでいます。
そもそもビクターというオーディオメーカーはもうないんだよなあ。ケンウッドと合併したから。
早速ミックスのとき、テープサウンドを導入するため使ってみた。とりあえずアナログシンセを一度ProToolsに録音して、それを再生してデッキで録音。デッキ再生して再びProToolsに録音する、という形式です。
ビンテージではありますが、さすがにラジカセとは次元の違う芯が通ったしっかりした音。逆に、ラジカセは音が荒々しいので面白さはある。
……このあたりまでは喜んでいたのですが、デッキ再生を録音した音を聞いてびっくり。速度が速くなったり遅くなったり、一定じゃない。これじゃラジカセと変わらない。😣 キックとスネアだったので、速度の揺れがモロに目立つ。仕方がないので、WAVを切り貼りして、元のトラックに合わせた。今回はアンビエンス的に混ぜる形式です。
ひとつ確実に良かったのは、DOLBY Cですね。本当にノイズがほぼ消えて有り難かった。こんなに効くとは。
さすがにテープヘッドは汚れていたらしく、クリーニングテープを掛けたら音がクリアになりました。
ということで壊れるまで使い倒す予定。

