最近追加したアウトボード類

 最近また少しずつアウトボードを増やしています。

・dbx 266xs / 2ch compressor

 世界的にポピュラーな定番機種。発売年を見るとどうやら1066→166→166xl→166xs→266→266xl→266xs という流れらしい(基本設計はたぶん同じ)。
 どのレビューを読んでもロックな音と書いてあり、動画で見てもロックな音で、実際使ってみてもロックな音でした。VCAコンプなのでとにかくカチッと音が締まる。Over Easy Modeというkneeを抑えるモードでも同じ。乾いた硬い音のイメージ。シンセドラムのバスにいれても迫力満点。ボーカルを元気にしたい時も、一種のエキサイターとして利用可。かなりはっきり色が付くコンプ。ただマスタリングはちょっと無理かなぁ?

・Maxon DM1000 / Digital Delay

 80年代に発売のデジタルディレイユニット。マニュアルを見ると上は8kHzまでしか出ないらしい。とってもダークな素敵ビンテージサウンドがします。マスター後聞くとプラグインとは音の存在感が段違い。いわゆるフリーズサウンドも出せる。ステレオ対応、コーラスやフランジャーにもなり、今後なかなか活躍してくれそう。

・Technics SH-3035 / Mic Mixing Amp

 今回一番の掘り出し物。これは70年代発売の、コンシューマ向けユニット(ステレオコンポと一緒に使う用)。どこが良いかというとスプリングリバーブが入っているんですね。キレイなロングリバーブが掛かるわけではないが、独特のソフトでスムースな残響が作れます。当然サチュも掛かる。シンセ専用の入力端子があるのはご愛嬌(テクニクス=松下も昔出してたから)。

 これらのアウトボードに通してハードシンセの音を録る、または一旦素で録音してからトラックの音を外に出して再録音、という方法で使っています。
 これでも結構32chあればトラック数は足りる。これ以上増えるとミキシングが大変になるだけです。