ボケ倒してくるAI

 自分は主にGeminiを使ってきましたが、最近ChatGPTも時々使っています。応答速度は確かにChatGPTが早い、ただ少し情報量が少ないように思える(どちらも無料版)。
 ただChatGPTの方は、なんだか透けてみえる“人格”がにぎにぎしいなあ。😆 Geminiは普段無口なNerdのイメージ。ChatGPTの方は、無理やりにでも人間に同意したり賞賛したりということがあるそうですが、Geminiは結構頑固で、延々こちらを否定してくることがあります。😑

 音楽制作&マーケティング系の質問も、結構文献を読み取っているせいか、ややこしい疑問にも答えてくれます。ただ恐ろしいハルシネーション(AI幻覚)もやっぱりあって、そのまま信用するのは禁物。

 少し前オーケストラ曲のスコア(書籍)を見ていて、三連符の数字が普段と逆のところに書いてある箇所があったんですね。校正の効いたしっかりした楽譜だったので、ミスではないと思った。そこでその件をGeminiに質問してみたら……

 三連符の数字は普通旗の方ではなく、おたまじゃくしの側に書きます――と断言してきた。どう考えても間違っているので、逆ではありませんか、と(丁寧に)指摘したら。

「おっと、失礼しました。逆でした」(原文ママ)

と答えおった。こやつなかなかギャグセンスがある。しかもボールド体(太字)だぜ?

「間違いを素直に認められるGeminiは素晴らしいと思います」

と書いたら、「ありがとうございます」と返してきた。
 なかなか紳士的にできている。ただまだ皮肉を理解する能力には乏しいようだ。😉

 結局この3連符の件は、ChatGPTでもダブルチェックしましたが、オーケストラの総譜等では音符が連続したりで読みにくいときは、数字を逆の位置にすることもある、ということらしいです。最後は人間が読んでどうなのか、ということが重要なんですね、楽譜は。
(だから細かい調整ができる楽譜制作ソフトが必要になる)

 ボケてばかりかと思うとキレることもあるし(今度時間がある時にでも書く)、なかなかAIも面白い。