XLRコネクタが2種類ある理由
最近ようやく体験的に納得できた。お馴染みのXLRコネクタ、なぜMale(オス型)とFemake(メス型)があるのか。TRSフォンのように1種類だけなら、ジャックにプラグを挿す時も「合わない」ということがなく楽なはずなのに。
XLRのこれ、信号の出力側がMale、入力側がFemaleという具合に明確に分けられているのですね。必ずMale⇔Femaleという組み合わせでないと接続できない。
これはズバリ、誤って出力ジャックに出力プラグを挿してしまう事故を防ぐためですね。こんなことをしたら信号が衝突して機器を壊しかねない。入力⇔入力ならまだ音が出ない程度の被害で済みそうですが、出力がかち合うと信号の大きさもあり危険。そこで物理的に接続できないように設計されたのでしょうね、上手く出来ている。
実際、オーディオI/F→モニコン→Aスピーカー/Bステレオコンプ→ミキサー→オーディオI/F、この程度の接続でも、滅多やたらにケーブルが増えて、うかうかしているとどれがどのケーブルが解らなくなってしまう。機器の取替えなんてヒヤヒヤします。
宅録スタジオでもこうなんだから、大規模スタジオやライブ現場では間違いが起こる可能性が高い。そこでXLRの規格が決められたのでしょうね。
まあ少しプラグが大きいから、TRSフォンに比べて場所を取りますが。コンパクトにしたい機器などでは、TRSフォンが採用されるようですね。
(ウチのだと、ベリンガーのモニコンがTRSフォン仕様)。
とりあえずコンパクトさと取り回しはTRSフォンだけど、信頼度はXLRの方が上だなあ。コネクタにガチッとハマる爪も付いているしね。
もう少し接続がこんがらがってきたら、MIDIケーブルでもやっているように色分けシールを貼って区別する予定。
スタジオや現場で、紙に書いたメモがテープで貼られていたりする理由がわかった。😀